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緑内障の症状チェックの方法とは?予防法についても紹介!

歳を重ねると自覚症状がなくても、ご自身に緑内障の疑いがあるのかどうか、気になることだと思います。緑内障は年齢や生活環境に関わらず、誰にでも発症するリスクがあります。一方で、自覚症状のないまま、発症から年月が経ってしまうケースも多く、異常を感じないと医療機関にはなかなか行かないというのが現状です。この記事では、緑内障の症状チェックをする方法や予防法を紹介します。その場で実践できるチェック方法もあるので、気になる症状を見つけたら検査などを受診しましょう。

緑内障の症状について

緑内障の症状について

緑内障という病気についてどのくらいご存知でしょうか。目の病気というのは聞くけれど、具体的にどんな症状が出るのか分からないという方もいらっしゃると思います。そこで、この章では緑内障の症状や原因について解説します。

緑内障になるとどのような症状が出ますか?
緑内障の初期症状として多いものを紹介します。・視野が狭くなる
・光を眩しく感じる
・物が二重に見える
・視力が低下してくるこれらの症状が、一時的な疲れ目なのか、老眼によるものなのかご自身で判断するのは難しいこともあります。目に違和感を感じたり、気になる症状が続く場合は、早期に検査に行くことを推奨します
緑内障の原因はなんですか?
緑内障は眼圧が上昇することで、視神経という目の中の繊細な部分が傷つくことが原因で発症します。眼圧が上昇する原因は様々な要因が考えられます。外傷、角膜の病気、薬の影響など一概にこれが要因と決められない点も緑内障の特徴です。
緑内障はどんな人がかかりやすいですか?
緑内障にかかりやすい人の特徴を紹介します。・血縁者に緑内障の方がいる方
・高血圧や低血圧の方
・ご高齢の方
・糖尿病の方
・強度近視の方
・ステロイドホルモン剤の服用経験のある方
・目に外傷がある方
・偏頭痛持ちの方このような特徴に心当たりのある方は、なるべく早めに検査を受けましょう。

緑内障の症状チェックについて

緑内障の症状チェックについて

ここまでで、緑内障の症状や緑内障になりやすい人について解説してきました。すでに心当たりの症状があったり、かかりやすい人の特徴に当てはまる人は、検査を検討しても良いかもしれません。そうでない方も、これから紹介する緑内障の症状チェックを参考に、緑内障の早期発見に役立てていただけたら嬉しいです。

緑内障の症状を自分でチェックする方法はありますか?
緑内障の症状をセルフチェックする方法はあります。急性緑内障と慢性緑内障でチェックする方法が異なるので、それぞれ解説します。 <急性緑内障のチェック方法> 急性緑内障は、何らかの原因で、閉塞偶角緑内障を発症し、眼圧が急激に上昇して、眼の痛み・頭痛・吐き気・おうと・目の霞などの症状を起こすことがある病気です。症状によっては、1日で失明につながることもある緊急性の高い症状になります。
あらかじめ、どのような症状が急性緑内障に当てはまるのか知っておくことで、緊急時の対応も変わりますので、起こりうる状況と症状のチェック項目を紹介します。◎起こりうる状況
・俯いた姿勢で、長時間の作業などをしていた場合
・ストレスや疲労が溜まっている、寝不足などが重なった場合
・大きな感情の起伏(激怒、極度の興奮、号泣など)を経験した場合◎急性緑内障のチェック項目
・目が激しく痛む
・目の奥からくる頭痛
・吐き気や嘔吐
・視界がよく霞む

<慢性緑内障のチェック方法>
慢性緑内障は、急性緑内障に比べて緊急性はありません。個人差はありますが、長期にかけて症状が徐々に出始めます。初期症状では、生活に支障が出るわけではないので、気にせずにやり過ごしてしまう方も多いようです。ですが、症状が悪化する前に早期に検査を受けた方が良いことには、変わりはありません。

◎慢性緑内障のチェック項目
・右目と左目で見え方に差がある(物が二重に見える)
・視野が欠けたり、塞がれているように感じる
・視力が落ちたように感じる
・光を見た時に暈がかかる
・すぐに目が疲れる
・親族に緑内障を患っている人がいる

緑内障の症状チェックの結果、その疑いがある場合

緑内障の症状チェックの結果、その疑いがある場合

緑内障の疑いがある場合、どうすればいい?
緑内障の症状チェックをした結果、緑内障の疑いを感じたらなるべく早めに、眼科を受診しましょう。急性緑内障の疑いがある場合は、あらゆる病気を想定して診てくれる救命センターなどの方が良いです。
眼科ではどんな検査をしますか?
緑内障の診断と治療には、以下のような検査が一般的に行われます。・眼圧測定(トノメトリー)
眼圧を測定する基本的な検査です。通常は無痛で、数分で終わります。目の表面に風を吹き付けられるような検査で、受けたことがある方も多いのではないでしょうか。・視野検査(ペリメトリー)
視野の狭窄(きょうさく)を確認するための検査です。一定の点を見つめながら、周囲から点灯する光を確認します。・角膜厚測定(パキメトリー)
角膜の厚さを測定します。角膜が薄いと、眼圧が実際より低く測定される可能性があります。

・隅角検査(ゴニオスコピー)
隅角(ぐうかく)の形状や状態を確認する検査です。これにより、開放隅角緑内障か閉塞隅角緑内障かを判断します。

・視神経頭評価
視神経の状態を評価するための検査です。視神経が傷ついている場合、緑内障の進行が疑われます。

・OCT(光干渉断層造影)
視神経や網膜の厚さを高精度で測定する検査です。緑内障の進行度を詳しく知ることができます。

・眼底検査
網膜や視神経の状態を確認するための検査です。特に、視神経の変化を詳しく観察します。

これらの検査の結果に基づいて、最も適切な治療方法が選ばれます。

緑内障の治療方法について教えてください。
緑内障は症状の進行度によって治療方法が異なります。
・点眼治療
緑内障を治療する場合、点眼薬が第一の選択肢となります。点眼薬には眼圧を下げる効果があり、視神経の障害を進行させないように働きます。点眼薬の種類には、房水の生成を抑える薬や、房水の流出を促す薬、そのほか視神経の保護や血流を改善する薬などがあります。・レーザー治療
点眼薬による治療が効果不十分な場合や、点眼薬の副作用が気になる場合に、レーザー治療による治療が検討されます。レーザー治療は、メスを使わず、レーザー光線を照射することで眼圧を下げる治療法です。・外科手術
メスやレーザーを用いて眼内の房水の流れを改善し、眼圧を下げるのが手術による緑内障治療です。手術による緑内障治療の代表的なものとして、線維柱帯を切除し房水の排出を促進する「トラベクレクトミー」、強膜に穴を開けて房水を球結膜下に排出させる「濾過手術」、房水を眼球の外側に排出させるための管を埋め込む「チューブシャント手術」などがあります。

緑内障の予防方法について

緑内障の予防方法について

最後に緑内障の予防方法について解説します。緑内障は加齢によるところが大きいと思われがちで、なかなか予防は難しいイメージがあります。ですが、これから紹介する予防方法を実践することで緑内障の発症を予防できたり、悪化を防ぐことができるので、ぜひ参考にしてください。

緑内障を予防するために日常的に気をつけるべきことはありますか?
緑内障の発症を予防するために日常生活の中で気をつけたいことはあります。ほとんどは緑内障に限らず、健康的な生活を送る上で気をつけたいことでもあるので、簡単に実践できるものが多いです。<緑内障を予防するための改善項目>
・運動不足にならないようにする
・過度のカフェインやアルコールの摂取を控える
・一度に大量の水の摂取することを控える
・ストレス過多の生活にならないように心がける

編集部まとめ

編集部まとめ

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した緑内障の症状チェック方法で、自分がかかっていないか早速確認された方も多かったのではないでしょうか。普段の生活の中では気に留めることのできなかった、目の小さな違和感に気づける一助となれたとしたら幸いです。少しでも目に違和感や気になる症状がありましたら、なるべく早めに眼科を受診してくださいね。皆さんの健康に役立つ情報をこれからも発信していきたいと思います。

参考文献

この記事の監修歯科医師
柳 靖雄医師(横浜市大 視覚再生外科学客員教授 お花茶屋眼科院長)

柳 靖雄医師(横浜市大 視覚再生外科学客員教授 お花茶屋眼科院長)

東京大学医学部卒業(1995年 MD)/ 東京大学大学院修了(医学博士 2001年 PhD) / 東京大学医学部眼科学教室講師(2012-2015年) / デューク・シンガポール国立大学医学部准教授(2016年-2020年)/ 旭川医科大学眼科学教室教授(2018年-2020年) / 横浜市立大学 視覚再生外科学 客員教授(2020年-現在) / 専門は黄斑疾患。シンガポールをはじめとした国際的な活動に加え、都内のお花茶 屋眼科での勤務やDeepEyeVision株式会社の取締役を務めるなど、マルチに活躍し ています。また、基礎医学の学術的バックグラウンドを持ち、医療経済研究、創薬、国際共同臨床研究などを行っています。

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