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ICL手術の注意点とは?手術のメリットやデメリット、リスクも含め徹底解説!

ICL 注意点

ICL手術は、目の中にレンズを入れて視力を矯正する治療法です。ICL手術は、長期的な視力の回復が期待できますが、術後には一定の注意点があります。
本記事では、ICLの注意点について以下の点を中心にご紹介します!

  • ICL手術について
  • ICL手術のメリット・デメリット
  • ICLの注意点

ICL手術のメリット・デメリットについて理解するためにもご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

ICL手術について

ICL手術について

ICL手術とはどのようなものですか?
ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、乱視、遠視、近視などを矯正するための手術です。この手術では、眼の中に特殊なコンタクトレンズ(眼内レンズ)を挿入します。角膜を削るレーシック手術と異なり、ICL手術では角膜を削らずに眼内レンズを挿入するため、角膜への影響が少ないとされています。
ICL手術は、視力回復手術の中でも侵襲性が低いとされていますが、メリット・デメリットを理解し、医師とのカウンセリングが重要です。
ICL手術後、どのくらいで見えるようになりますか?
ICL手術後、多くの患者さんは術後数日から1週間程度で視力が回復し始めます。この期間は個人差があり、一部の患者さんではぼやけたり、光が見えにくかったりする状態が続くこともあります。手術後の視力は、通常1ヶ月程度で安定します。
ICL手術後、見え方に変化はありますか?
ICL手術後、当日はぼやけるような見え方で、はっきり見えないことが一般的です。個人差はありますが、早い方では翌日から視力の回復を実感できます。ほとんどの方が術後数日から1週間ほどで自然に見えるようになります。
ICLは「後房型有水晶体眼内レンズ」とも呼ばれ、水晶体を残したまま目の中にレンズを挿入する治療方法です。そのため、ICLは水晶体本来の「自然な見え方」を保ちながら屈折異常を矯正し、術後は裸眼での快適な日常生活を取り戻すことが可能です。
ICL手術は長期的に安定した視力を提供する手術ですが、術後の見え方には個人差があります。術後の適切なケアや定期的な検診が重要で、術後の違和感や疑問がある場合は、担当医に相談することをおすすめします。また、手術後の生活習慣や日常活動に関する注意点も重要です。
ICL手術にリスクはありますか?
ICL手術に伴うリスクについては、以下のように説明できます。

  • 手術のリスク:ICL手術は、眼内にレンズを挿入する手術であり、一般的な外科手術と同様に合併症のリスクがあります。検査が不十分である場合や、執刀医の技量力などによっても術後の成績に影響が出ることがあります。
  • レンズの不適合:眼内に挿入したレンズの度数やサイズが合わない場合があります。合わないレンズを挿入し、視力や眼の健康に異常がある場合は再手術が必要になる可能性があります。
  • ハロー・グレア:手術により、暗闇での光にまぶしさを感じることがあります。これはハローグレアと呼ばれます。ハローグレアを自覚するかどうかには個人差がありますが、瞳孔が大きい方が自覚する傾向にあります。
  • 感染症:術後に傷口から細菌が入ることにより、眼の中で炎症が起こることがあります。感染症を起こした場合、抗生剤や消炎剤で対応したりレンズを取り出したりする可能性があります。

ICL手術のメリット・デメリット

ICL手術のメリット・デメリット

ICL手術にはどのようなメリットがありますか?
ICL手術のメリットについては、以下のように説明できます。

  • 角膜を削らない:ICL手術は、角膜を削らずに眼内レンズを挿入するため、角膜への影響が少ないとされています。
  • 近視の戻りが少ない:ICL手術では、一度眼内レンズを挿入すると近視の戻りが少ないことが知られています。これにより、長期的に安定した視力を維持することが可能です。
ICL手術にはどのようなデメリットがありますか?
ICL手術にはいくつかのデメリットがあります。

  • 高額な費用:ICL手術は自費診療です。一般的には60万円程度の費用がかかることが少なくないとされています。クリニックによって価格に差があるため、予算を考慮する必要があります。
  • 感染症のリスク:ICL手術によって生じた切開創から細菌が入り込むことによる感染症のリスクが伴います。眼内手術であるため、レーシックなどの角膜表面の手術よりも感染症のリスクが高いとされています。
  • 合併症の可能性:ICL手術後には、レンズの度数ズレや眼内レンズの位置ズレ、眼圧の上昇、炎症などの合併症が起こる可能性があります。これらの合併症は通常一過性ですが、個人差があるため、注意が必要です。
  • ハロー・グレア:個人差がありますが、手術後に暗闇での光にまぶしさ(ハロー・グレア)を自覚することがあります。
  • レンズの準備期間:オーダーメイドのレンズを使用する場合、準備に一定の時間が必要です。これにより手術までの期間が長くなることがあります。
  • 角膜内皮細胞の減少:眼内手術により角膜内皮細胞が減少するリスクがあります。これは加齢やコンタクトレンズの長期使用でも起こり得る現象です。

これらのデメリットを理解し、医師と十分に相談することが重要です。また、手術後のケアや定期的な受診も必要になります。

ICL手術後の注意点

ICL手術後の注意点

ICL手術後、定期的な健診を受ける必要はありますか?
ICL手術後の定期健診は非常に重要です。ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、視力回復のための内眼手術であり、手術自体は日帰りで行われますが、その後の経過観察が必要です。
手術後、眼は非常にデリケートな状態にあり、感染症のリスクも伴います。そのため、手術後の定期検診は、眼の健康を維持し、トラブルを未然に防ぐために不可欠です。具体的には、手術翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後に検診を受けることが一般的です。これらの検診では、眼の状態をチェックし、必要に応じて治療をします。
また、手術後は点眼薬の使用が指示されることが多く、これも感染症予防や炎症を抑えるために重要です。患者さん自身が日々の点眼を守ることも、術後の経過に大きく影響します。
さらに、ICL手術を受けた後も、もともと近視などがあった目としてのリスクが残るため、年に1度は眼科検診を受けることが推奨されます。これにより、緑内障などほかの眼疾患の早期発見・治療が可能になります。
手術後の定期健診は、手術費用に含まれることが少なくないですが、クリニックによって異なる場合もあるため、事前に確認することが大切です。定期検診を怠ると、感染症やそのほかのトラブルが発生するリスクが高まるため、指示されたスケジュールで検診を受けることが重要です。
ICL手術後、保護メガネをかける必要はありますか?
ICL手術後の保護メガネの着用は、非常に重要です。ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、視力回復を目的とした内眼手術であり、手術後の眼は特にデリケートな状態になります。このため、手術後の眼を保護するために保護メガネの着用が推奨されます。
手術後の眼は、切開創が完全に塞がっていない状態であり、感染症やトラブルを防ぐためには、目元に刺激を与えないように注意が必要です。保護メガネは、目元を擦ったり、異物が入ったりすることを防ぎ、感染症のリスクを減らす役割を果たします。また、保護メガネは外出するときに花粉や紫外線から目元を守る機能を持つものもあります。
手術後は、視力が安定するまでの期間(約1ヶ月が目安)は、特に保護メガネの着用が重要です。就寝時も目元を擦るのを防ぐために着用することが推奨されています。手術後の経過日が浅い場合には、特に保護メガネを着用することが望ましいとされています。
ICL手術を受けた患者さんは、手術後の保護メガネの着用に関して、手術前に医師から詳しい説明を受けることが一般的です。また、特別な事情や継続して装着したい場合は、医師と相談することが重要です。
日常生活を送る上での注意点を教えてください。
日常生活においていくつかの制限があります。例えば、入浴や洗顔は術後4日目から可能ですが、顔を濡らさないように注意が必要です。デスクワークや家事については特に制限はありませんが、手術当日や翌日は疲れないようにすることが望ましいとされています。運転に関しては、手術翌日に視力の改善を確認してから可能ですが、特に夜間の運転には注意が必要です。また、アイメイクやまつげエクステは術後1ヶ月間控えることが推奨されます。また、スキンケアやメイクの際には、眼の中に異物が入らないように注意して行うことが重要です。
これらの注意点を守ることで、ICL手術後の回復を促し、快適な日常生活を送れるでしょう。また、手術後の生活に関して不安や疑問がある場合は、手術したクリニックに相談することが重要です。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまでICLの注意点についてお伝えしてきました。
ICLの注意点の要点をまとめると以下の通りです。

  • ICL手術では角膜を削らずに眼内レンズを挿入する
  • ICL手術には、角膜を削らない、近視の戻りが少ない、見え方の調整が可能であるなどのメリットがある反面、高額な費用や感染症、合併症のリスクなどのデメリットがある
  • ICL手術後の定期健診や保護メガネの着用や、顔を濡らさないようにする工夫は重要

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
柳 靖雄医師(横浜市大 視覚再生外科学客員教授 お花茶屋眼科院長)

柳 靖雄医師(横浜市大 視覚再生外科学客員教授 お花茶屋眼科院長)

東京大学医学部卒業(1995年 MD)/ 東京大学大学院修了(医学博士 2001年 PhD) / 東京大学医学部眼科学教室講師(2012-2015年) / デューク・シンガポール国立大学医学部准教授(2016年-2020年)/ 旭川医科大学眼科学教室教授(2018年-2020年) / 横浜市立大学 視覚再生外科学 客員教授(2020年-現在) / 専門は黄斑疾患。シンガポールをはじめとした国際的な活動に加え、都内のお花茶 屋眼科での勤務やDeepEyeVision株式会社の取締役を務めるなど、マルチに活躍し ています。また、基礎医学の学術的バックグラウンドを持ち、医療経済研究、創薬、国際共同臨床研究などを行っています。

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