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レーシックの費用相場|費用相場に幅がある理由や費用を抑えるポイントを解説

レーシックの費用相場|費用相場に幅がある理由や費用を抑えるポイントを解説

近視に悩み、レーシック手術を検討しているものの、費用面で心配を抱えている方は少なくないでしょう。いわゆるコンタクトや眼鏡を利用した場合と違って高額になるというイメージから、裸眼での生活に憧れつつも二の足を踏んでいませんか?この記事では、レーシック手術の費用相場やその理由、費用を抑えるポイント、さらにコンタクトや眼鏡との違いをわかりやすく解説します。クリニック選びの注意点も併せてご紹介しますので、レーシック手術を検討している方はぜひ参考にしてください。

レーシック手術の費用相場

レーシック手術の費用相場 レーシック手術の費用はクリニックや手術方法によって大きく異なります。費用の幅が広い理由や、具体的な金額の目安を知っておくことで、自分に合ったプランを選びやすくなります。ここでは、レーシック手術の費用相場について詳しく解説していきます。

両眼の場合の費用相場

両眼を対象としたレーシック手術は、20万円から数十万円まで幅広い価格帯が存在します。一般的なスタンダードレーシックであれば両眼20万円程から施術が可能な場合がほとんどですが、オーダーメイドの手術や新しい技術を使ったものになると、両眼35万円以上が目安となります。

例えば、ICL・レーシック治療を行っている東京都内のクリニックでは、両眼18万円程度からレーシック手術を受けることができます。この金額には、術後3年間の定期検診およびアフターケア費用が含まれています。

手術手技による費用相場の違い

レーシック手術にはさまざまな手技があり、手術方法によって費用が変わります。クリニックごとに手術の呼び名は異なりますが、大きく分けてスタンダードレーシック、カスタムレーシック角膜強化型レーシックなどがあります。

例えば、東京都内でレーシックを行っている眼科では、両眼42万円程度であり、この手術では角膜の状態を詳細に解析し、個々に合わせた方法で行われます。また、新しい機器を使用したり、安全性を重視して角膜を強化するオプションを加えたりすると、その分費用が上がります。

患者さんごとに異なる角膜形状や視力の状態に合わせたオーダーメイド手術を選択する場合、治療効果が高まる反面、費用も上がる傾向があります。特に高度近視や乱視、遠視などの矯正が必要なケースでは、新しい技術やカスタム対応が求められるため、コストがかさむ点に注意しましょう。

レーシックの費用に幅がある理由

レーシックの費用に幅がある理由 レーシック手術の費用は、クリニックによって大きく異なります。同じような手術名でも、価格が大きく違うことがあり、費用の内訳や理由を理解しておくことが大切です。ここでは、費用に幅が出る主な要因について解説します。

レーシックは自費診療の治療だから

レーシック手術は公的医療保険の適用外となり、すべて自由診療として取り扱われます。費用がクリニックごとに異なるのは、保険点数がないためです。治療内容や手術方法、アフターケアなどがクリニック独自に設定されているため、同じレーシックと名前がついていても価格に大きな差が生じます。

選択肢が少なくない分、費用のばらつきが生まれます。安価なプランを選ぶと検査やアフターケアが最低限である場合が多く、逆に高額なプランでは術後のフォローや保証が充実しているケースが一般的です。レーシックを受ける際には、費用だけでなく内容や保証も比較することが重要です。

使用する機器や技術力に違いがあるから

レーシック手術に使われる機器や技術力にも、クリニックごとに差が出ます。特に、レーザー機器の違いが費用に直結するポイントです。

■フラップ作成方法の違い
レーシック手術では、フラップと呼ばれる角膜のふたを作成する工程があり、その方法によって費用が異なります。

・スタンダードレーシック:フラップを作成する際にマイクロケラトームと呼ばれる刃を使う方法が一般的です。この方法は安価ですが、手術後にフラップ関連の合併症リスクが残る場合があります。

・フェムトセカンドレーシック:フラップを作成する際にフェムトセカンドレーザーを使用します。これにより、高精度で安全性が高まり、フラップの厚さも安定しますが、その分費用が高額になります。

■矯正方法の違い

角膜を削る工程に使用するエキシマレーザーやウェーブフロント技術なども、新しい機器を使うと費用が高くなります。特に、夜間運転者向けや乱視矯正が難しいケースでは、高度なレーザー機器を使う必要があり、その分費用がかかります。

■近視や乱視の程度による違い 近視や乱視の強さによっても手術が難しくなるため、より高度な技術を用いる必要があり、結果的に費用が増加することがあります。特に、夜間に光がにじむハロー現象やグレアを抑えるための高度矯正技術が必要な場合、費用がさらに上がることがあります。

サービス内容や保証期間に違いがあるから

クリニックによって、手術後の保証期間やアフターケアの内容も異なります。費用が安いプランでは保証期間が短く、1~3年程度が一般的です。この場合、術後に視力が変化したり、再手術が必要になった際には追加費用が発生するリスクがあります。

一方で、費用が高いプランでは、5~10年という長期保証がついているケースがあり、万が一視力が低下した際にも無料で再手術を受けられることがほとんどです。長期にわたって安心して過ごせる反面、その分初期費用は高額になります。

また、乱視が強い場合や角膜の形状が特殊な場合には、治療そのものが難しく、より高度な機器を用いるため、手術費用も高額になる傾向があります。

レーシックを受ける際には、手術方法だけでなく、保証内容やアフターケアも含めてトータルで検討することが重要です。費用だけに注目すると、後から高額な再手術費用が発生する可能性があるため、長期的な視点で選ぶようにしましょう。

レーシックの費用を抑えるポイント

レーシックの費用を抑えるポイント レーシック手術を受ける際、費用の高さが気になる方もいるでしょう。しかし、工夫次第で負担を軽減できる方法があります。ここでは、レーシック手術の費用を抑えるための具体的なポイントを解説します。

医療費控除を活用する

レーシック手術は視力を正常な状態に回復させる治療であり、医療費控除の対象となります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、超過分が所得税から控除される制度です。レーシック手術費用が含まれるため、確定申告を行うことで、支払った金額の一部が戻ってくる可能性があります。

控除を受けるためには、手術費用の領収書や明細書などが必要です。確定申告を忘れずに行い、適用条件や必要書類については国税庁で新しい情報を確認しておきましょう。

複数のクリニックで見積もりを取得する

レーシック手術は自由診療のため、クリニックごとに料金設定が異なります。安いからといって飛びつくのではなく、複数のクリニックから見積もりを取り、費用とサービス内容を比較検討することが大切です。

見積もりを取る際には、手術内容やアフターケアの有無、保証期間の長さなどをしっかり確認しましょう。費用が安くても、術後のケアが不十分なケースや、追加費用がかかるプランもあるため、総合的に判断することが重要です。

分割払いや医療ローンを活用する

レーシック手術は保険適用外のため、基本的に全額自己負担となります。しかし、クリニックによってはクレジットカード払いや医療ローン(メディカルローン)を利用できる場合が多く、一括払いが難しい場合には分割払いを選択することができます。

医療ローンでは最大60回程度までの分割が可能なケースが多く、毎月の負担を軽減できるのがメリットです。ただし、分割回数によっては金利がかかるため、支払総額が増えることには注意が必要です。返済プランをしっかり確認し、自分に合った方法を選びましょう。

レーシックとコンタクトや眼鏡との違い

レーシックとコンタクトや眼鏡との違い 視力矯正の方法としてまず思い浮かぶのがコンタクトレンズと眼鏡でしょう。これらとレーシックがどのように違うのか、それぞれの特徴を比較し理解することで、自分にぴったりな方法を選ぶ手助けとなるはずです。

レーシックとコンタクトの違い

レーシックとコンタクトレンズは、視力を矯正する方法として広く利用されていますが、それぞれに異なるメリットとデメリットがあります。

レーシック手術は一度受ければ長期間にわたって裸眼での生活が可能になり、毎日の着脱やケアが不要です。異物感もなく、昼寝や就寝時に外す必要がないため、快適さが大きなメリットです。また、初期費用は高額ですが、長期的に見ればコンタクトの維持費よりもコストが抑えられるケースがほとんどです。

一方で、強い近視や乱視などで手術を受けられないケースがありますし、一度施術するともとに戻せないリスクもあります。視力が再度低下しても、やり直しが難しい点がデメリットです。

コンタクトレンズは度数が変わってもレンズを交換すれば対応でき、レーシックが難しい人でも使用可能です。しかし、眼球に負担がかかり、ドライアイや感染症のリスクがあるため、花粉症やアレルギー持ちの人には不向きです。また、毎日のケアや交換が必要で、長期的には費用がかさむ点も注意が必要です。

レーシックと眼鏡の違い

眼鏡は、視力を矯正する一般的な方法であり、装着や取り外しが容易で、目に直接触れないため感染症リスクが低い点がメリットです。デザインやレンズの種類も豊富で、ファッションアイテムとして楽しめることも特徴です。しかし、フレームやレンズの厚さによっては見た目や装用感が気になることがあり、運動時やアウトドア活動では邪魔に感じるケースも少なくありません。

一方、レーシック手術を受けることで、眼鏡を必要としない裸眼生活が実現します。これにより、スポーツや日常生活のあらゆるシーンで視界がクリアになり、煩わしさがなくなります。さらに、眼鏡が曇ったりずれたりする心配もなく、快適さが向上します。

レーシックを受けるクリニック選びの注意点

レーシックを受けるクリニック選びの注意点 レーシック手術を検討する際、クリニック選びはとても重要です。費用面だけでなく、技術力やアフターケアの充実度など、さまざまなポイントをしっかり確認しましょう。以下のポイントに注意して選ぶことをおすすめします。

医療設備が充実しているか

新しい医療設備を導入しているクリニックは、手術の安全性や精度が高い傾向にあります。特に、角膜を精密に削るために使用されるフェムトセカンドレーザーは、フラップ作成時のリスクを低減し、術後の視力回復を促進できるため、信頼性が高いとされています。従来型のマイクロケラトームを使用するケースよりも、合併症のリスクが少ないのが特徴です。

また、厚生労働省の認可を受けた機器を使用しているかも確認するとよいでしょう。

レーシックの治療経験が豊富か

クリニックの経験は、手術の成功率や安全性に直結します。長年にわたり多数の手術を行っているクリニックは、さまざまな症例に対応してきた経験があり、万が一のトラブルにも適切に対処できる可能性が高いです。手術数や症例数を公開しているクリニックを選ぶようにしましょう。

施術する医師の経験と技術力もチェック

執刀医が眼科専門医であることも大切なポイントです。さらに、レーシック以外の眼科手術の経験が豊富な医師であれば、より高度な技術と知識を持っていると考えられます。特に、白内障や角膜移植など、ほかの眼科手術も手がけている医師は、さまざまな症例に対応できるスキルがあるため、信頼性が高まります。

また、診察から手術、術後のフォローまで一貫して担当する医師がいるクリニックを選ぶと、信頼性が高まります。

まとめ

レーシック手術は、裸眼での快適な生活を実現できる魅力的な治療法です。コンタクトレンズや眼鏡と比べても、長期的にはコストを抑えられ、日常生活の自由度が大きく向上します。スポーツやアウトドアを楽しみたい人や、毎日の煩わしいケアから解放されたい人には特におすすめです。

ただし、クリニックや手術方法によって費用が異なり、選び方を間違えると満足できないケースもあります。信頼できるクリニックを選び、事前に費用やアフターケアについてしっかり確認することが大切です。経験豊富な医師がいるかどうかもチェックポイントになります。

レーシックを受けることで、毎日の視力矯正から解放され、よりアクティブで快適な生活を手に入れることができます。安全性を重視しつつ、自分に合った治療法を選びましょう。

参考文献

この記事の監修歯科医師
柳 靖雄医師(横浜市大 視覚再生外科学客員教授 お花茶屋眼科院長)

柳 靖雄医師(横浜市大 視覚再生外科学客員教授 お花茶屋眼科院長)

東京大学医学部卒業(1995年 MD)/ 東京大学大学院修了(医学博士 2001年 PhD) / 東京大学医学部眼科学教室講師(2012-2015年) / デューク・シンガポール国立大学医学部准教授(2016年-2020年)/ 旭川医科大学眼科学教室教授(2018年-2020年) / 横浜市立大学 視覚再生外科学 客員教授(2020年-現在) / 専門は黄斑疾患。シンガポールをはじめとした国際的な活動に加え、都内のお花茶 屋眼科での勤務やDeepEyeVision株式会社の取締役を務めるなど、マルチに活躍し ています。また、基礎医学の学術的バックグラウンドを持ち、医療経済研究、創薬、国際共同臨床研究などを行っています。

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