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軽度の白内障の症状は?白内障の進行度や手術が必要な時期も合わせて解説!

白内障 軽度

もしかしたら白内障かも?とお悩みの方もいるかと思います。 白内障は、目のレンズである水晶体が濁ってしまう病気です。軽度の白内障の場合、視力の若干の低下や軽いかすみを感じることがあります。 本記事では、軽度な白内障について以下の点を中心に詳しく解説していきます。

  • 白内障とは
  • 白内障の進行度
  • 軽度な白内障の症状

軽度な白内障について理解するためにもご参考いただけると幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

白内障とは

白内障とは

白内障は、目の水晶体が濁る病気で、視界の悪化を引き起こします。水晶体のタンパク質変性が主な原因で、一度発症すると自然治癒は期待できません。
この病気は先天性と後天性の大きく2つのタイプに分けられます。
先天性白内障は生まれながらにして発症するもので、遺伝的要因や母胎内での感染が原因です。これにより、光が網膜に届きにくくなり、視力の発達が遅れることがあります。早期の手術が重要で、母体感染が原因の場合は家族の検査も必要です。

一方、後天性白内障は加齢や外傷などによって後から発症します。原因は加齢であり、40代から自覚症状が現れることもあるでしょう。ほかにもステロイド剤の副作用や持病が原因となることがあります。このタイプも手術により治療ができます。

さらに、白内障は発症原因によっても分類されます。老人性(加齢)白内障は加齢によるもので、発症原因の大部分を占めます。若年性白内障は若い年齢で発症し、紫外線やストレス、偏食などが関連していると考えられますが、明確な原因はまだ確定していません。

併発白内障はほかの目の病気によって引き起こされるもので、持病が原因となることが少なくないとされています。白内障は早期発見と治療が重要な病気です。視力の変化に気づいたら、早めに眼科を受診しましょう。また定期的な検診によって、症状の悪化を防ぎ、日常生活の質を維持できます。

白内障の進行度

白内障の進行度

白内障はどのように進行していくのでしょうか? 以下では進行度別に詳しく解説していきます。

初期白内障

初期段階では、水晶体の皮質が濁り始めるものの、自覚症状はほとんど現れません。そのため、日常生活において支障を感じることは少なく、発症を自ら認識するのは困難です。
この初期段階での白内障は、「初発白内障」とも呼ばれ、定期的な眼科検診によってのみ発見されます。この段階では白内障手術の必要はありません。しかし、早期発見が重要であるため、40歳を過ぎたら定期的な眼科検診を受けることを推奨します。
さらに持病や外傷などの影響で、若年層でも白内障が発症することがあります。そのため、視力に何らかの変化を感じたら、年齢に関係なく眼科を受診することが大切です。また、白内障の進行は個人差が大きいとされています。

中期白内障

中期白内障は、目の水晶体の濁りが進行し、視力に影響を及ぼし始める段階です。この時期には目のかすみやまぶしさなどの自覚症状が現れることがあります。白内障が中期に達すると、皮質から水晶体の核にかけて濁りが広がっています。特に日中や明るい室内でのまぶしさは、この段階の特徴的な症状と言えます。
中期白内障の治療には、手術が勧められます。しかし、日常生活においてまだ大きな支障がない場合、手術を選択しない方もいます。
また、患者さんがこの段階で白内障に気づき、適切な診断を受けられると、治療はスムーズに進みます。中期白内障は、日常生活に影響を及ぼし始めるため、自覚症状に気づいた場合は医師に相談しましょう。早期の対応により、視力の更なる悪化を防ぎ、生活の質の維持が期待できます。

成熟白内障

成熟白内障は、視力に深刻な影響を与えるほど進行した状態です。この段階では、白内障が水晶体の核から全体に広がり、外から見ても白く見えるほどに進行しています。白色白内障とも呼ばれるこの状態では、視力の回復には手術が不可欠ですが、手術自体にもリスクが伴います。
成熟白内障は、加齢によって核が硬くなるケースと、外傷などの原因で若年層にも発生する柔らかい白色の白内障の両方を含みます。ただし、小児先天白内障の全白内障は、一般的に成熟白内障とは呼ばれません。
患者さんはこの段階で視界はかなりかすんでおり、日中や明るい室内でのまぶしさも強くなります。そのため早期の治療が求められるようになります。手術によるリスクはありますが、視力回復のためには避けられない選択になります。

過熟白内障

過熟白内障は、とても深刻な状態です。この段階では、水晶体全体が白く濁るだけでなく、色の変化も見られます。水晶体の濁りは白色から茶色へと変わり、視力喪失のリスクが大きく高まります。また、水晶体自体が硬化することも特徴的です。このような変化は、手術による視力回復の可能性を大幅に低下させます。
過熟白内障では、水晶体皮質が液状に溶け出し、水晶体嚢が破れることもあります。これにより、液化した皮質が漏出することがあるのです。この状態は、強い炎症や痛みを引き起こすことがあり、これは水晶体起因眼内炎として知られています。さらに、チン小帯が切れて核が落下することもあり、これは手術中の合併症として特に注意が必要です。
過熟白内障に至ると、手術は困難を伴いますが、視力の一部回復や、さらなる悪化を防止する目的で行われます。

白内障になりやすい方

白内障になりやすい方

白内障の原因は加齢だけではありません。特定の健康状態や生活習慣を持つ方は、白内障になりやすい傾向があります。
まず糖尿病やアトピー性皮膚炎の患者さんは、白内障を発症しやすいとされています。糖尿病の患者さんでは「糖尿病性白内障」が、アトピー性皮膚炎の患者さんでは「アトピー性白内障」が挙げられます。さらにこれらの病気は、若い年齢層でも白内障の発症率を高める可能性があります。
また、過去に目をけがした方や、ステロイド薬を長期間使用している方、長期間にわたり目の病気がある方、目の手術を受けた方も、白内障になるリスクが高まります。強度近視の方も、白内障の発症に注意が必要です。
ほかにも紫外線の長時間の暴露も、白内障の発症リスクを増加させる要因の一つです。そのため日常生活で紫外線に長時間さらされることが時間が長い方は、特に注意が必要です。

軽度な白内障の症状

軽度な白内障の症状

白内障が軽度な場合どのような症状がみられるのでしょうか? 以下で詳しく解説していきます。

視界が霞む

白内障は、目のレンズとして機能する水晶体が白く濁ることで引き起こされます。この濁りは、カメラのレンズが曇ったときに似ており、視界が白く霞んで見える原因となります。
また、進行するにつれて、視界の霞みや見えづらさが徐々に顕著になります。例えば「白っぽく霞んで見える」「もやがかって見える」「物が二重に見え、ぼやけて見える」といった症状が現れ始めることが特徴です。 これらの視界の変化は、白内障以外の目の病気である可能性もあります。そのため、霞んだ視界や見えづらさを感じた場合には、眼科医の診察を受けるようにしましょう。早期発見と適切な治療は、視力維持と症状の進行防止に大きく寄与します。

視界が眩しい

視界が眩しいと感じる現象は、白内障の典型的な症状の一つです。 通常、光は角膜を通過し、瞳孔を経由して水晶体で屈折し、網膜に焦点を合わせます。しかし、水晶体の濁りにより、この過程が妨げられ、光が散乱してしまいます。 この屈折異常による乱反射が「ぼやける」「眩しい」といった症状を引き起こします。特に屋外での眩しさや、物が二重に見えたり滲んで見えるといった症状は、白内障の進行を示すサインです。
しかし、視界の眩しさはドライアイや角膜の傷、眼瞼痙攣などほかの疾患でも発生する可能性があります。そのため、これらの症状を感じた際には、サングラスをかけるだけでなく、眼科医の診察を受けることが重要です。

目が疲れる

目の疲れは、日常生活において多くの方が経験する症状です。
白内障の場合、目の疲れは光を通す水晶体の濁りに起因します。水晶体の中央部分がわずかにでも濁ると、視界が霞んだり、見えにくくなるため、ピント合わせが困難になります。このピント合わせの困難さが、目の疲れを引き起こすことがあります。
そのため目の疲れが続く場合は、ただの疲労と思わずに、眼科を受診することが大切です。
特に白内障は進行性の病気であるため、早期発見と適切な治療が視力維持に欠かせません。

軽度な白内障の治療方法

軽度な白内障の治療方法

上記で、初期白内障で基本手術は行わないとお伝えいたしました。 では、治療はどのように行うのでしょうか?以下で見ていきましょう。

点眼治療や内服薬

白内障が軽度な場合は、日常生活に支障がない限り、主に点眼治療や内服薬を用いた治療が行われます。これらの治療法は、白内障の進行を抑えることを目的としていますが、水晶体の濁りを元の透明な状態に戻せはしません。
また内服薬としては、漢方薬が白内障の進行予防に処方されることがあります。漢方薬の処方は、白内障を積極的に改善するというよりは、全身の健康をサポートすることで、目の健康状態にも間接的に良い影響をもたらすことが期待されています。
軽度の段階では、これらの治療法によって症状の進行を遅らせ、視力の維持を目指せます。しかし、症状が進行すると手術が必要になる場合もあるため、定期的な眼科検診を受け、状態の変化に注意を払いましょう。

補正グッズを使う

軽度な白内障を患っている方々の中で、特に「まぶしさ」を訴える方がいます。この「まぶしさ」の問題に対処するため、透明なメガネレンズで紫外線はカットできても、まぶしさを減らすことはできないため、色付きのサングラスの使用が推奨されます。
サングラスやメガネなどの補正グッズの使用は、白内障による「視界がぼやける」「屋外や逆光での視力低下」「まぶしさによる視力障害」「ピント合わせの困難さ」などの不快な症状を軽減するのに役立ちます。現代では、まぶしさ対策に特化したさまざまな種類のレンズが市場に出回っています。サングラスを度付きで製作でき、遠近両用レンズの選択もできます。さらに、調光機能を持つレンズや偏光フィルターを用いることで雑光を遮断し、視界のクリアさを向上させられます。
特に、日差しが強くなる春や夏の時期には、サングラスの使用が推奨されます。これらの補正グッズは、白内障の症状を緩和するだけでなく、日常生活における快適さと機能性を提供します。また、目を保護し、白内障の進行を抑制する効果も期待できます。
白内障による視力の低下やまぶしさに対処するためには、専門家に相談し、個々の状態やライフスタイルに合った補正グッズを選択することが重要です。

手術を検討する時期について

手術を検討する時期について

白内障手術のタイミングについては目の状態とそのご本人の状態を考慮して決める必要があります。 基本的にはご本人の希望に沿いますが、例えば、元々目に病気があり、定期的に眼科で診察を受けていた人が白内障になった場合は、白内障により元々の病気が診察しにくくなる場合もあります。その場合には、診察の必要性も重視し、早めの手術を推奨されることもあります。

白内障手術が推奨されるケースは、白内障に起因する視力低下、まぶしさ、視界の霞みなどにより日常生活で不自由さを感じるようになった場合です。
一方で、白内障が軽度であり、日常生活に大きな影響を与えていない場合、すぐに手術する必要はありません。しかし、白内障が進行しすぎると手術の難易度が上がることもあるため、白内障の種類や程度によっては早めの手術を提案されることもあります。定期的な眼科検診を受け、症状の進行を確認し、適切なタイミングで手術を検討することが重要です。
また、老眼治療の一環として白内障手術をする場合もあります。老眼は加齢による水晶体の変化によって起こるもので、白内障手術によって治療できます。この場合、多焦点眼内レンズを使用すると、老眼鏡を使用する必要がなくなり、日常生活がより快適になります。
白内障が中期段階に達している場合、目のかすみやまぶしさなどの自覚症状が出始めるので、この段階で手術を受ける方が多く、医師もこのタイミングでの手術を推奨します。

まとめ

まとめ

ここまで軽度な白内障についてお伝えしてきました。 要点をまとめると以下の通りです。

  • 白内障は、主に水晶体のタンパク質変性が原因で目の水晶体が濁る病気で、一度発症すると自然治癒は期待できない
  • 早期の対応により、視力の更なる悪化を防げるため定期的な眼科検診が大切
  • 白内障が軽度の場合は、視界が霞む、眩しい、目が疲れるなどの症状が現れる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
柿崎 寛子医師(Vista medical center Shenzhen)

柿崎 寛子医師(Vista medical center Shenzhen)

三重大学医学部卒業 / 現在はVISTA medical center shenzhen 勤務 / 専門は眼科

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