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白内障

白内障のチェック項目とは?症状や予防方法についても解説!

白内障は、多くの人がなる目の病気です。そのため、「名前は聞いたことあるけどよく知らない」という人も多いでしょう。どのような病気なのかを知っておけば、早期発見につながるほか、治療への不安感も軽減されます。「もしかして白内障かも」と思った人向けに、チェックリストもご用意しました。白内障の概要から症状、予防方法まで、具体的に解説していきます。

白内障とは

白内障はどのような病気ですか?
眼内の水晶体の濁りによって、見え方に影響が出る病気です。白内障は、眼内にある水晶体に濁りが生じる病気です。水晶体はレンズのような役割を担っているため、ピントが合わなくなったり、視界がぼやけたりします。また、水晶体のどの部分にどのように濁りが生じるかによってもその症状に違いがあり、進行のペースも様々です。白内障が進行するに伴って、水晶体はより硬く、膨張していく傾向にあります。それによって眼圧が上がり、緑内障を発症する恐れもあります。進行すれば徐々に視力が奪われ、失明にもつながりますが、そうなる前に適切な治療を受けさえすれば、視力を取り戻すことが可能です。
白内障の原因は何ですか?
白内障は老化や糖尿病が大きな原因です。前述したように、白内障は眼内の水晶体が濁る病気です。この水晶体の濁りは、加齢が大きな原因のひとつです。水晶体はたんぱく質でできており、加齢によってこのたんぱく質が酸化することで白く濁っていきます。そのため、中高年で発症することが多いのです。そのほか、糖尿病も白内障の発症、進行を速める要因として知られています。糖尿病は、血糖値が慢性的に高くなる病気です。高血糖状態が続くことで水晶体にも糖分が蓄積され、それが濁りの原因となります。また、糖尿病による白内障は若年層でも発症することが多く、30~40代での発症も多く見られます。進行も早いため、より注意が必要です。そのほか、副腎皮質ステロイドホルモンの長期服用をしている人や、アトピーの人も白内障を発症しやすい傾向にあります。
白内障は何歳から発症することが多いですか?
50代以降に発症することが多いといえます。白内障患者のうち、約90%が老化による「老人性白内障」であり、中高年での発症が多いです。50代で40~50%、60代で70~80%、80歳以上ではほぼ100%の人が白内障を発症します。ただ、40代で老人性白内障を発症する人もいれば、前述したように糖尿病やアトピーが原因となった白内障の場合は、発症年齢も比較的若年層に多いことは、忘れてはいけません。また、白内障はその濁りが生じる場所によって進行スピードも違いがあるほか、症状に気づきにくいものもあり、発見が遅れることも多々あります。

白内障の初期症状をチェックしよう

白内障になるとどのような初期症状がありますか?
全体的に見にくくなりますが、その症状は一様ではありません。白内障は水晶体の濁りによるものなので、いわば「濁ったレンズを通して物を見ている」状態になります。そのため、視界がかすんで見えたり、上手く光が入らないためにピントが合わず、物が二重に見えたりします。そのほか、光がやたらとまぶしく感じられたり、視力が低下したりします。また、実は「手元が見やすくなる」のも白内障の症状のひとつです。目がよくなったかのように感じるでしょうが、これは白内障によって水晶体の中心部分が硬くなることで屈折率が変わり、近視状態になるからです。そのほか、紺色と黒色、白色と黄色の識別が難しいといった症状が出ることもあります。

白内障を自分でチェックする方法

自分で白内障かチェックする項目を教えてください。
以下の項目で複数当てはまるものがあるか、確認してみましょう。
・50歳以上である
・視力が下がったように感じる
・車のヘッドライトや太陽をまぶしく感じる
・物がかすんで見える
・眼鏡(老眼鏡)が合わなくなった
・片目ずつで見ると、ものの見え方に大きな差がある白内障は年齢を重ねるとともに発症するため、50代以上であれば視力や見え方の変化を意識してみることは大切です。

また、普段は両目でものを見ることで補完されていても、片目ずつで見ると差がある場合があります。白内障は両目同時に同じように進行していくことは少ないので、差がある場合は白内障の疑いありといえるでしょう。

チェックの結果、白内障の疑いがある場合

白内障の疑いがある場合はどうすればいいですか?
見え方に異変を感じたら、眼科を受診しましょう白内障は徐々に進行し、視力を失っていく病気です。しかし、適切な治療を受けることでその進行を食い止めることや、視力を回復させることは可能です。もちろん、白内障を疑ったがそれ以外の病気である可能性も十分考えられます。どんな病気も、早期発見・早期治療が、より小さい負担での治癒・改善につながるため、まずは眼科を受診しましょう。
白内障の治療方法について教えてください。
点眼による治療と、外科手術があります。

・点眼による治療
まだそれほど症状が進行しておらず、日常生活に影響がない程度の状態の場合は、点眼によって水晶体の濁りの広がりをおさえる治療を行います。ただ、これはあくまで進行を食い止める治療であり、視力を取り戻すためには手術が必要となります。なお、治療は保険適用です。

・手術による治療
進行した白内障の治療では、外科手術が行われます。眼内の水晶体を摘出し、人工レンズを入れることで、視力を取り戻すことができます。手術自体は10~20分程度で済み、日帰り手術が主流ですが、車の運転は厳禁です。また、術後しばらくは感染症にならないよう、洗顔や洗髪、汗をかくような運動などは控えましょう。白内障手術は、人工レンズの種類によって保険適用で受けられるものと、選定療養、自費診療になるものとで分かれています。

白内障の予防方法

白内障を自分で予防することはできますか?
日常的に意識することで予防効果があります。

・紫外線対策をする
水晶体の濁りは、たんぱく質の酸化によるものです。この「酸化」の要因のひとつが紫外線です。水晶体は光を集める性質のため、どうしても紫外線による酸化の影響が大きくなります。サングラスや帽子で紫外線対策をすることは、白内障予防になると言えるでしょう。また、抗酸化作用のある食材を取り入れることも、酸化を食い止め、白内障予防につながります。

・生活習慣の見直し
糖尿病が白内障の原因でもあるため、糖尿病予防は白内障予防にもなります。バランスの良い食事と適度な運動を習慣化することが効果的です。また、喫煙も白内障の発症に関係があるとされているため、禁煙も心がけましょう。
・医師が処方する目薬を点眼する
白内障の点眼治療では水晶体の濁りの進行を食い止める効果が期待できますが、これを予防として取り入れることも効果的です。ただ、医師の診断による処方が必要なので、眼科にて診察を受け、相談してみましょう。

編集部まとめ

白内障は、老化が原因で発症する人が多く、いつかは誰もがなる病気と思っていいでしょう。適切な治療を受ければ進行をおさえることも、視力を取り戻すこともできるため、あまり恐れ過ぎず、定期的に眼科にかかって、早期発見・治療を受けられるようにつとめることが大切です。今回記事内で紹介したチェックリストなどで気になる症状があれば、まずは眼科で医師の診断を受けましょう。

参考文献

この記事の監修歯科医師
柳 靖雄医師(横浜市大 視覚再生外科学客員教授 お花茶屋眼科院長)

柳 靖雄医師(横浜市大 視覚再生外科学客員教授 お花茶屋眼科院長)

東京大学医学部卒業(1995年 MD)/ 東京大学大学院修了(医学博士 2001年 PhD) / 東京大学医学部眼科学教室講師(2012-2015年) / デューク・シンガポール国立大学医学部准教授(2016年-2020年)/ 旭川医科大学眼科学教室教授(2018年-2020年) / 横浜市立大学 視覚再生外科学 客員教授(2020年-現在) / 専門は黄斑疾患。シンガポールをはじめとした国際的な活動に加え、都内のお花茶 屋眼科での勤務やDeepEyeVision株式会社の取締役を務めるなど、マルチに活躍し ています。また、基礎医学の学術的バックグラウンドを持ち、医療経済研究、創薬、国際共同臨床研究などを行っています。

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