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レーシック・ICL

レーシック手術でおすすめの眼科

レーシック(ICL)

コンタクトや眼鏡をせずに視力を矯正したい方にとって、レーシックは大変興味深い視力回復方法だと思います。

この記事を見ている方のなかには「レーシックは聞いたことあるけれど、どのような手術をするのか」「ICLとは何が違うのか」と疑問に思っていることもあるでしょう。

今回はレーシックとは何か、メリット・デメリットや手術方法などと一緒に紹介します。

レーシックを受けるうえでおすすめの眼科の選び方もみていきましょう。

レーシックとは?

目人は物や色が光となって角膜と水晶体の2種類のレンズに屈折し、網膜に集まることで見えている状態になります。

このレンズに屈折異常が起こると遠くが見えにくくなったり、近くが見えにくくなったりと視力低下につながるのです。

近視・遠視・乱視の3つを耳にしたことがある方は多いでしょう。近視は網膜より手前で焦点が合っている状態、遠視は網膜よりも後ろで焦点が合っている状態です。

そして乱視は焦点が定まっていませんが、乱視が強くなければ生活に問題ないと感じることも多いでしょう。

レーシックは屈折異常が起きている場合に有効な視力矯正方法です。 角膜をレーザーで直接削ってカーブを変化させることで、網膜に焦点が合うようになり視力が回復します。

ただし角膜を直接削るので、見え方に違和感がある場合は治したいと思っても復元できません。

また、夜間は瞳孔が開いて光をより多く取り入れようとします。そのため、 矯正していない部分の光が網膜に当たることで眩しく見えてしまったり滲んで見えたりする場合があるでしょう。

レーシックのメリット

女医レーシックには、主に4つのメリットがあります。ここからは、日常生活・効果・手術時間・費用をそれぞれ詳しくみていきましょう。

メガネやコンタクトレンズなしで過ごせるようになる

眼鏡とコンタクト レーシックによる視力矯正で、メガネやコンタクトによる視力矯正が不要になります。

そのため、コンタクトの手入れの煩わしさや、運動時に眼鏡がズレてしまうこともありません。1日中裸眼で過ごせるので、快適に生活できるでしょう。 しかし、これは近視・遠視・乱視の方に限ります。

老眼の方は水晶体のレンズ機能が衰えているため、角膜を削って矯正するレーシックでは視力矯正ができません。

そのため、老眼だとレーシックをしてもメガネやコンタクトなしで生活できるようにはなりません。

メガネやコンタクトレンズなしで過ごせるようになるのは、「近視」「遠視」「乱視」の方であることを覚えておきましょう。

手術後すぐに効果を実感しやすい

レーシックは手術後慣れるまで眩しさや見えにくさを感じることがありますが、慣れてからは次第に視力が回復します。

そのため、術後数時間でメガネやコンタクトをしなくても日常生活を送れるでしょう。

ただし、手術を受けた方すべてが当日に効果を感じるとは限りません。個人差があるため、人によっては翌日以降に効果を実感する場合もあります。

また、もともとの視力にもよりますが、翌日以降には視力が1.0以上に回復します。

しかし、強度の近視や乱視がある方は再度視力が低下する可能性があるので、アフターケアで再矯正したり微調整をしたりしましょう。

日帰り手術が可能

問診レーシックの手術は眼科にもよりますが、両眼で10〜30分程度で終わります。しかし、レーシックの所要時間は手術の時間だけではありません。

手術の前後に麻酔や診察などがあり、手術を含めて1〜2時間の所要時間がかかります。手術当日は異常がなければ日帰り手術が可能です。

手術当日は日帰りができますが、事前検査がどれくらいかかるかも確認しておきましょう。

レーシックを受けるにはカウンセリング・適応検査・精密検査など、手術までに何日か通院しなければなりません。

この所要時間は眼科によって異なるので確認してください。また、手術後は定期的に検査を受ける必要があります。

定期検査代はアフターケア費用として手術台に含まれる場合が多いです。手術費用を支払うときに含まれているか確認しておきましょう。

ほかの治療方法に比べて費用が安く済む

治療費

レーシックは保険が適用されません。そのため、全額自費で支払うことになります。

ほかの矯正手術よりも費用は抑えられますが、オプションや手術方法によって価格が高くなることもあるので追加料金を確認しましょう。

オプションなどを利用しない一般的なレーシックの値段相場は両眼で20万円(税込)前後です。

オプションを利用すると両眼で40万円(税込)以上する場合もあります。レーシックは手術したら終わりではありません。

術後の定期検査やアフターケア、再矯正など別途費用がかかるかそうでないかは眼科によって異なります。

レーシックとICLの違いは?

施術 矯正手術にはレーシック以外にICLがあります。ここからは、レーシックとICLの違いを紹介するのでどちらが自分に合うか参考にしてください。

手術方法の違い

簡単にいうとレーシックは角膜を削って光の屈折を調整する手術ですが、ICLは眼内レンズを挿入して視力を矯正する手術方法です。

まず、レーシックは点眼麻酔をして眼球を固定し、フェムトセカンドレーザーを照射してフラップと呼ばれる蓋を作ります。

フラップを開いてエキシマレーザーを角膜に照射して削りますが、この角膜に厚みがないと削ることができません。

光の屈折率を改善したら洗浄しながらフラップを閉じますが、フラップをつける手術はせず、自然に吸着するのを数分間待ちます。

続いて、ICLは点眼麻酔をして角膜を削りますが、レーシックのようにフラップは作らず3mmだけ角膜を切開します。切開した部分から眼内コンタクトレンズを挿入します。

眼内コンタクトレンズの位置は、水晶体と虹彩の間にあると覚えておきましょう。

適応範囲の違い

レーシックは元々の角膜が薄い方や近眼が強すぎる方、眼に疾患がある方は手術できません。

角膜の厚さは眼科でないと測れませんが、視力であれば近視の度数が10.00Dを超えると受けることはできず6.00Dを超えていると受けられない場合があります。

また、遠視や乱視の場合、6.00Dを超えると受けられないと覚えておきましょう。ICLは近視は3.00Dから18.00D、乱視は4.50Dまでであれば手術を受けられます。

ただし、近視の度合いが15.00D以上だと医師の判断によっては受けられないこともあるので、必ず手術できるわけではありません。

また、1年間で視力の変化が0.50D以内でないと手術後すぐに合わなくなってしまう可能性があるでしょう。ICLもレーシック同様に、目に疾患がある方は受けられません。

可逆性の違い

レーシックは角膜を削ってしまうため、1度手術してしまうともとに戻すことはできません。そのため、度数が合わなかったりドライアイになったりするリスクを伴います。

一方ICLは可逆性がある手術で、術後の見え方に違和感があったり合併症を発症したりした場合に取り出すことができます。

度数が合わない場合はレンズを交換できるので、アフターケアで医師に相談しましょう。

また、術後白内障になった場合1度取り出して白内障手術を受けられます。白内障の手術後再度眼内にレンズを挿入することも可能です。

手術費用の違い

どちらの方法も保険適用外のため全額負担の自由診療となります。レーシックは矯正手術のなかでも安く、両眼で20万円(税込)前後です。

ただし、オーダーメイドだと35万円(税込)以上する場合もあるので、オプションによっては費用がかさむでしょう。

一方ICLの費用はレーシックより高額で、両眼で45〜66万(税込)が一般的です。しかし、眼科によっては税込で100万円以上の高額になることもあります。

どちらの方法も加入している保険によっては手術給付金の対象になるので、自分が加入している保険の内容を確認してください。

また、レーシックでもICLでも医療費控除申請ができるので確定申告を行えば税金が還付されます。

そのため、領収書を失くさないようにしてください。高額療養費制度は対象外なので注意しましょう。

レーシック手術を受ける眼科医の選び方は?

診察 レーシック手術を受けるには合併症などのリスクも0ではないため、手術を受ける眼科は慎重に選ばなければなりません。ここでは、選ぶときの3つのポイントを紹介します。

感染症の予防対策をしっかりしているかどうか

レーシックは後遺症や合併症のリスクがある病気です。合併症により視力に影響が出てしまう可能性もあるでしょう。

そのため、しっかりと衛生管理がされているか、感染防止対策をきちんと守っているか確認してください。

経営効率や利益を重視し、器具を使いまわすなど衛生管理ができておらず角膜感染症になってしまうことがないように、医院の清潔さは来院時に確認するといいでしょう。

減菌・感染予防対策については看護師もしくは担当の医師にたずねてみてください。

衛生管理がきちんとされた医院なら、感染症などのリスクはほとんど心配ありません。

デメリットもしっかり説明してくれるかどうか

医師自分の不安材料や後遺症が出たときの気持ちの整理のためにも、デメリットをきちんと説明してくれる眼科を選びましょう。 実際に合併症が起こると事前に医師から説明がなかったと患者さんが裁判を起こした例もあります。

患者さんには医師のような知識はないため、説明なく医師の提案に同意してはなりません。

手術を受ける際は、リスクや後遺症などの説明をしてくれる医師か確認してください。

レーシックは視力回復のメリットがありますが、稀に視力が低下する場合があります。ほかにもリスクがあるので、1つひとつ丁寧に説明してくれる眼科専門の医師を選んでください。

アフターケアが充実しているかどうか

レーシックは手術して終わりではありません。合併症や後遺症が残った場合、治療に対応してくれるかを確認してください。

また、レーシック手術を受けた場合、定期検診を受けなければなりません。この術後検診は医療機関によって期間はさまざまなので長いところがおすすめです。

目の違和感は短期間で出るものもあれば、半年以上経ってから発症するケースもあります。ほかにも、再手術保障がある眼科を選びましょう。

1度目の手術で視力回復が見込めなかった場合に、アフターケアとして再手術することで視力の回復ができることがあります。

まとめ

眼球 レーシック手術は角膜の厚さや視力の度数などに制限がありますが、手術を受けることで視力回復ができる視力矯正方法です。

ただし、ICLとは異なり角膜を削るので1度手術するともとに戻すことはできません。

また、レーシック手術は日本眼科学会から認定を受けた眼科専門の医師でないと手術を受けられないため、この資格がある医師なのかを確認して選んでください。

参考文献

この記事の監修歯科医師
柳 靖雄医師(横浜市大 視覚再生外科学客員教授 お花茶屋眼科院長)

柳 靖雄医師(横浜市大 視覚再生外科学客員教授 お花茶屋眼科院長)

東京大学医学部卒業(1995年 MD)/ 東京大学大学院修了(医学博士 2001年 PhD) / 東京大学医学部眼科学教室講師(2012-2015年) / デューク・シンガポール国立大学医学部准教授(2016年-2020年)/ 旭川医科大学眼科学教室教授(2018年-2020年) / 横浜市立大学 視覚再生外科学 客員教授(2020年-現在) / 専門は黄斑疾患。シンガポールをはじめとした国際的な活動に加え、都内のお花茶 屋眼科での勤務やDeepEyeVision株式会社の取締役を務めるなど、マルチに活躍し ています。また、基礎医学の学術的バックグラウンドを持ち、医療経済研究、創薬、国際共同臨床研究などを行っています。

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