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緑内障の手術費はどれくらい?治療の内容や保険が適用されるかなど徹底解説!

緑内障 手術費

緑内障の手術費用はどれくらいなのか、保険は適用されるのか気になる方も多いのではないでしょうか。 本記事では緑内障の手術費について以下の点を中心にご紹介します。

  • 緑内障とは
  • 緑内障の手術について
  • 緑内障の手術費について

緑内障の手術費について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

緑内障とは

緑内障とは

緑内障とはどんな病気ですか?
緑内障は、目の病気の中でも特に進行が緩やかで、初期段階では自覚症状が少ないため、気づきにくい特徴があります。この病気の主な原因は、目の内部に存在する「房水」という液体の循環や排出の異常による「眼圧」の上昇です。眼圧が高まることで、視神経が圧迫され、その結果、視神経が損傷を受けることとなります。 目の中には、前房と後房という2つの空間があり、これらの空間は房水で満たされています。房水は、目の形を保つだけでなく、栄養供給や代謝産物の排出といった役割も果たしています。通常、房水は一定のリズムで生成され、特定の経路を通じて排出されます。しかし、何らかの原因で排出がスムーズに行われなくなると、眼圧が上昇することとなります。 残念ながら、一度失われた視野を取り戻すことは現代の医学では難しいとされています。しかし、早期の段階で緑内障を発見し、適切な治療を受けることで、病気の進行を遅らせることは可能です。そのため、定期的な眼科検診を受け、早期発見・早期治療を心がけることが、緑内障と上手く付き合うための鍵となります。
緑内障の症状を教えてください。
緑内障は、目の疾患の中でも特に進行が緩やかなものと急激なものとが存在し、それぞれ慢性型と急性型として知られています。 慢性型緑内障は、非常に進行が緩やかで、10年から20年の長い期間をかけて徐々に病状が悪化していきます。この進行の遅さが、初期段階での自覚症状が少ないという特徴を持つ原因となっています。そのため、多くの患者さんが病気の存在に気づかず、病状が進行することが多いのです。病状が進行すると、視界に靄がかかるような感じや、目の周りの赤み、視野の狭窄、目のかすみ、瞳孔の変化などの症状が現れることがあります。 一方で、急性型緑内障は、名前の通り急激に病状が進行する特徴を持っています。この急性型は、強い眼痛や頭痛、吐き気などの症状が突然現れることが特徴です。これらの症状は、非常に強く、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。 緑内障は、その進行の速さや症状の特徴によって、慢性型と急性型に大別されることを理解することは、早期発見や適切な治療のために非常に重要です。特に、症状が出てから治療を始めると、視力の低下や失明のリスクが高まるため、定期的な眼科検診を受けることが推奨されます。
緑内障の原因は何ですか?
緑内障は、視神経が圧迫されることで発症し、そのほとんどが眼圧の上昇が病状の進行の原因となります。目は房水という液体で満たされ、この液体の圧力を眼圧と呼びます。通常、房水は眼の隅角から排出されますが、何らかの原因で房水の排出がうまくいかなくなり、眼圧が上昇することが緑内障の発症と病状の進行の主な原因と考えられています。緑内障は、隅角の状態によって開放隅角型と閉塞隅角型に分類され、開放隅角型では眼圧が正常でも発症することがあるため、眼圧以外の要因も関与している可能性が指摘されています。緑内障の病因は多様であり、個人差があるため、早期発見と治療が非常に重要です。

緑内障の分類とレーザー治療について

緑内障の分類とレーザー治療について

緑内障の分類を教えてください。
緑内障は、以下の主な分類があります。

  • 原発開放隅角緑内障:このタイプでは、隅角(角膜と虹彩の間の部分)は開いた状態ですが、房水の排出路が詰まることにより眼圧が上昇します。40歳以上から発症することが多く、病状が進行しやすい特徴があります。
  • 原発閉塞隅角緑内障:隅角が狭く、ふさがることにより房水の排出が阻害され、眼圧が上昇します。生まれつき隅角が狭い人や加齢に伴う水晶体の硬化が原因とされます。急性型と慢性型の2つのサブタイプがあり、急性型では急激な症状が出現します。
  • 正常眼圧緑内障:眼圧が基準値以内でも視神経が耐えられず、障害が起こる緑内障です。原因は不明ですが、視神経の耐久性に個人差があると考えられています。進行が遅いため、発見が遅れやすい特徴があります。
  • 続発緑内障など:他の眼疾患や身体の病気、ステロイド剤の長期使用などにより眼圧が上昇する緑内障のタイプです。まず原因疾患の治療が行われ、その後緑内障の治療が検討されます。
緑内障のレーザー治療とはどのようなものですか?
緑内障の治療には、眼圧を下げるためのレーザー治療がいくつかあります。以下は主な緑内障のレーザー治療法です。

  • レーザー虹彩切開術:虹彩部分に穴を開けて房水の通りを促進させる治療法です。術後に一時的に視界がわずかにかすみますが、数日で改善します。
  • 選択的レーザー線維柱帯形成術:点眼治療が不十分な患者さんや点眼が難しい場合に適しています。眼圧を抑制する点眼と麻酔のための点眼を施行し、コンタクトレンズを使用してレーザーを照射します。通常、手術後に通常の生活に戻れるため、便利な治療法とされています。
  • マイクロパルス線維柱帯形成術:組織に損傷を与えずに線維柱帯形成術を行う方法の一つで、同じ部位に再度レーザーを照射して眼圧の降下を期待します。緑内障の進行を遅らせるために良いとされる治療法です。
  • 毛様体光凝固術:毛様体に熱を加えて房水の排出量を増やす治療法です。切開が不要なため、日帰り手術が可能です。

これらのレーザー治療法は、患者さんの症状や緑内障の進行段階に応じて選択されます。適切な治療法の選定は、専門の医師との相談が重要です。治療により眼圧を管理し、視力を守るために役立ちます。

緑内障のレーザー治療費の目安を教えてください。
レーザー手術の費用の目安は以下のとおりです。

  • 自己負担割合:1割 医療費(片目):約1万円
  • 自己負担割合:3割 医療費(片目):約3万円

緑内障の治療におけるレーザー手術の際、自己負担割合が1割の場合、1つの目にかかる費用は約1万円となります。一方、自己負担割合が3割の場合、1つの目にかかる費用は約3万円となります。

緑内障の手術や手術費について

緑内障の手術や手術費について

緑内障の手術とはどのようなものですか?
緑内障の手術は、眼圧を下げるための治療法で、薬物療法やレーザー治療が不十分な場合や継続困難な場合に行われます。手術の種類には、MIGS(カフークロトミー)、トラベクロトミー(繊維柱帯切開術)、トラベクレクトミー(繊維柱帯切除術)、そして緑内障インプラント手術があります。 MIGSは、身体に負担の少ない手術で、白内障手術と同時に行うことが可能です。この手術では、眼への負担が少なく、点眼薬を併用して眼圧を目標眼圧まで下げることを目指します。 トラベクロトミーとトラベクレクトミーは、房水が流れにくくなっている線維柱帯を切開または切除する手術です。 最後に、緑内障インプラント手術では、人工的に目の中の液体である房水を目の外部に排泄することで、眼圧を調節します。
緑内障の手術費の目安を教えてください。
緑内障の手術は、患者さんの症状や病状により、さまざまな種類があります。以下に、主な手術の費用の目安を示します。

  • トラベクロトミー(流出路再建手術): この手術は、約18,000円(1割・2割負担の場合)から約60,000円(3割負担の場合)が目安となります。
  • トラベクレクトミー・エクスプレス(濾過手術): この手術は、約18,000円(1割・2割負担の場合)から約75,000円(3割負担の場合)が目安となります。
  • チューブインプラント手術(エクスプレス・チューブなし): この手術は、約18,000円(1割・2割負担の場合)から約108,000円(3割負担の場合)が目安となります。
  • チューブインプラント手術(バルベルトインプラント): この手術は、約18,000円(1割・2割負担の場合)から約120,000円(3割負担の場合)が目安となります。

これらの費用はあくまで目安であり、治療内容や投薬内容により、費用は多少前後する場合があります。また、これらの手術は専門的な技術を必要とするため、適切な医療機関で行うことが重要です。具体的な費用や手術の詳細については、医療機関に相談しましょう。

緑内障の治療や検査は保険が適用されますか?
緑内障は多くの場所で保険適用の範囲に入っており、検査や治療を行う場合も、基本的に保険の対象となっています。具体的な検査費用の目安として、本人が3割を負担する場合、緑内障検査の料金は約1,500円から4,000円の間になります。ただし、この金額は自己負担の割合によって変わる可能性があります。 また、初めて病院を訪れる患者さんは初診料が発生すること、そして患者さんの眼の具体的な状態や他の疾患の疑いによって、追加の検査が必要となることがあります。
緑内障の治療は補助金や給付金の対象になりますか?
緑内障の治療において手術が必要となる場面があります。このような場合、患者さんが加入している医療保険によっては「手術給付金」が支給されることがあります。ただし、各保険会社により支給の条件や金額に違いがあるため、手術前に具体的な情報を確認するために保険会社への問い合わせが推奨されます。 さらに、緑内障が確認された後での新たな保険加入は困難となることや、あるいは手術給付金の支給が受けられない場合も考えられます。 また、緑内障の進行により視力障害が生じた場合、日本年金機構が設定する認定基準を満たすと「障害年金」の支給対象となることがあります。さらに、障害の度合いが年金の支給基準に満たない軽度の場合でも、厚生年金に加入している場合は「障害手当金(一時金)」の受給が可能です。 総合的に見ると、緑内障の治療や病状によっては補助金や給付金の対象となる可能性があります。詳細や適用条件については関連機関や保険会社に確認することが大切です。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまで緑内障の手術費についてお伝えしてきました。緑内障の手術費の要点をまとめると以下の通りです。

  • 緑内障とは、視神経の障害を主とする疾患で、主な原因は眼内圧の上昇によるもの
  • 緑内障の手術にはいくつかの種類があり、それぞれの手術に必要な機器や技術、手術の時間などによって費用が異なる
  • 緑内障の手術にかかる費用は、約18,000円~約120,000円が目安になる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
柳 靖雄医師(横浜市大 視覚再生外科学客員教授 お花茶屋眼科院長)

柳 靖雄医師(横浜市大 視覚再生外科学客員教授 お花茶屋眼科院長)

東京大学医学部卒業(1995年 MD)/ 東京大学大学院修了(医学博士 2001年 PhD) / 東京大学医学部眼科学教室講師(2012-2015年) / デューク・シンガポール国立大学医学部准教授(2016年-2020年)/ 旭川医科大学眼科学教室教授(2018年-2020年) / 横浜市立大学 視覚再生外科学 客員教授(2020年-現在) / 専門は黄斑疾患。シンガポールをはじめとした国際的な活動に加え、都内のお花茶 屋眼科での勤務やDeepEyeVision株式会社の取締役を務めるなど、マルチに活躍し ています。また、基礎医学の学術的バックグラウンドを持ち、医療経済研究、創薬、国際共同臨床研究などを行っています。

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